シミュレーション結果
それでは、結果を見てみたいと思います。
100円分eMAXISかVOOを購入し、それを売却した時の利益を表したつもりですが、100円に意味はなく、頭の中で100万円なりに変換して考えてみてください。
まず、購入直後(0年目)に売却すると、eMAXISの場合、為替手数料も購入手数料・売却手数料がかからないので、利益はゼロです。一方で、VOOを売却した場合には、手数料がのっかっているのでマイナスになります。
次に4年目を見ると、為替手数料4円のVOOとeMAXISとが逆転しています。eMAXISの信託手数料(隠れコスト含む)が重くのしかかってきている証拠です。さらに7年目で、為替手数料25銭のVOOにもeMAXISが負けてしまいます。
ここからわかることは、長期保有するのであれば、eMAXISではなく、本家のVOOを購入すべきことがわかります。加えて、為替手数料が安い方がよい、というのは当たり前ですね。つまり、SBI銀行経由で両替し、SBI証券でVOOを購入するのが長期保有を前提とするならベストな選択となります。
実は、私はeMAXIS Slimで積み立てをしていたのですが、為替手数料が4銭で済むSBI証券の口座開設ができたら、全部、SBI証券経由でVOOに切り替えようと思っています。( *´艸`)
なお、おまけでNISA口座の場合、どうなるかも考えてみました。
結果は、以下の通りで、日本で課税されない効果が大きく聞いており、長期保有でも短期保有でも一番のパフォーマンスを発揮します。したがって、積立ニーサで購入しているeMAXIS Slim はそのままにしておくつもりです。