ネット証券会社 適当比較

株取引をネット証券を介して行っている人は、最初は1証券会社しか利用していなかったでしょうが、そのうち、2社、3社と口座数を増やしている傾向にあります。これは、各社のサービスや価格に違いがあるので、一番有利になるように使い分けようというものと思います。

そこで、ここではネット証券であるSBI証券、楽天証券、マネックス証券(それぞれ2019年12月の口座数は、約500万口座、370万口座、180万口座)について機能や使用感をレビューしたいと思います。

手数料と取扱銘柄

国内株式手数料

SBI証券、楽天証券、マネックス証券、いずれも一回の約定ごとに手数料が発生するコースと1日に取引した金額に応じて手数料が発生するコースとがあります。

1)約定ごとに手数料が発生するコース

楽天証券とSBIは、張り合っているので、基本的に手数料は変わりません。一方で、マネックス証券は少し手数料が高めになります。

取引金額楽天証券・SBI取引代金マネックス証券
5万円まで55円(税込) ~10万円以下100円(税抜き)
10万円まで99円(税込) 10万円~20万円以下180円(税抜き)
20万円まで115円(税込) 20万円~30万円以下250円(税抜き)
50万円まで275円(税込) 30万円~40万円以下350円(税抜き)
100万円まで535円(税込) 40万円~50万円以下450円(税抜き)
150万円まで640円(税込) 50万円~100万円以下(成行注文)1,000円
(指値注文)1,500円
3,000万円まで1,013円(税込)  100万円~(※)(成行注文)約定金額の0.1%(指値注文)
約定金額の0.15%
3,000万円超1,070円(税込) 

2)1日の約定金額に応じて手数料が発生するコース

1日定額コースにおいては、楽天証券・SBI証券は1日50万円まで無料で取引が可能です。私は1日50万円以下の取引を心掛けているので、基本的に無料で現物取引をしています。

マネックス証券は300万円までの手数料が2500円(税抜き)なので、仮に300万円弱お取引をするのであれば、マネックス証券がお得ということになりそうですが、実際はそんなに切りのいい取引は難しく、楽天証券やSBI証券のように値段設定がこまめにされている方が最終的にお得になると思われます。

1日の取引金額合計楽天証券・SBI1日の約定金額合計マネックス証券
50万円まで0円300万円まで2,500円
100万円まで943円(税込)600万円まで5,000円
200万円まで2,200円(税込) 
300万円まで3,300円(税込) 
以降、100万円増えるごとに1,100円(税込)を追加。 以降、300万円増えるごとに2,500円ずつ増加

したがって、国内の現物取引手数料を考えるのであれば、SBI証券や楽天証券を選ぶのが良いと思われます。

国内ETF手数料

国内ETFにおいては、いずれの証券会社も手数料無料の商品があります。但し、その取扱い件数には大きな違いがあります。

楽天証券やSBI証券では100以上のETFが取引手数料無料です。そこには、TOPIXに連動するものから、国内外リート、S&P500(米国の日経平均みたいなもの)に連動するものまでさまざまなものがります。例えば楽天であればリンク先のような感じです。

一方で、マネックス証券で実質無料を謳っているのは5銘柄だけです。

楽天証券SBI証券マネックス証券
手数料無料
ETF数
1031035

ここでもマネックス証券は劣後してしまいますね。業界3位は、そういうことか。。。という気がします。

米国株式取引

外国株式の手数料という点では、いずれの証券会社も横並びの状態です。1取引当たり0.45%の手数料がかかります(最大20ドル)。

特筆すべきは、楽天証券とSBI証券では、日本人に人気のVT、VOO、VTIが購入時に限り手数料無料という点です。この意味からもマネックス証券は少し外れてくると思います。

SBI証券は米国株式・ETFについて定期買付サービスなるものがあり、手間をかけたくない人には向いていると思います。

一方で、楽天証券では、外貨建てMMFから直接、米国株を購入できるサービスがあります。税金の計算やら煩わしい作業から解放してくれるサービスと思います。

楽天証券SBI証券マネックス証券
手数料1取引あたり約定代金の 0.45%(税抜)
手数料上限は20米ドル(税抜)
1取引あたり約定代金の 0.45%(税抜)
手数料上限は20米ドル(税抜)
1取引あたり約定代金の 0.45%(税抜)
手数料上限は20米ドル(税抜)
取扱銘柄数2913銘柄2913銘柄3142銘柄
取扱ETF数310銘柄286銘柄303銘柄
買付手数料無料ETF9銘柄
VT
VOO
VTI
SPY
RWR
GLDM
GDAT
GDNA
GFIN
9銘柄
VT
VOO
VTI
IVV
SPY
EPI
DHS
DLN
DGRW
新規取り扱いをしてから6か月間

2021/1/6更新

かなり衝撃的なことがわかりました。日本円から直接米国株を買う場合、楽天証券では実質的に1ドル50銭のスプレッド、つまり手数料がかかります。一方で SBI 証券の場合は1ドルにつき25セントのスプレッドで済みます。

楽天証券の場合定時取引ならば25銭のストレートで足ります。しかし米国株を直接帰る時間帯は夜間取引の時間帯です。そうだとすると1ドル103.19円が参考レート(売り買いの中間の値)であるにも関わらず夜間取引の場合はほぼ25銭(この例では27銭)で上がりした1ドル103.64円にさらに0.25銭上乗せされることになります。

楽天証券で米国株を購入するには事前に円からドルに定時取引で両替しておくことが好ましいと思われます。

楽天証券の説明

一方で SBI 証券の説明を読むと円貨決済による回注文を発生させる際には日本円の買い付け余力の範囲内において注文でき翌日日本時間10時の為替レートを適用することになりますのでスプレッドは25銭で済みます。その代わり米国株の購入時点から日本時間朝10時までの間の為替変動というリスクがあります。

SBI 証券の説明

インターフェイス

絶対的に楽天証券の方が SBI 証券よりも使いやすいと思っています。例えばグラフの表示とか利回りがどのぐらいあったかとかです。色々とスクリーンショットを載せて比較したいなと思っていますが今のところ力尽きてダウンしています。

適当に比較しているだけなのでまぁ気が向いたら更新させていただこうと思っています

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